「OneDrive ストレージがいっぱいになった」と表示されてしまい、急に保存できなくなった…そんな経験ありませんか?
本記事では、OneDrive のストレージがいっぱいになる主な原因と、今すぐできる削除による容量確保の手順、さらに将来的な容量不足を防ぐ運用のコツまでを分かりやすくご紹介します。
突然、容量がいっぱいになったと表示されると焦りますよね
OneDrive の無料プランでは、5Gの保存容量に限りがあるため、知らないうちに上限に到達してしまうケースがあります。
例えば、大量の写真・動画を保存していたり、自動バックアップが有効になっていたりすると、気が付かないうちに容量を使い切ってしまうことがあります。
原因は、写真や動画、ZIP/アーカイブファイルなど、一つひとつの容量が大きいデータを保存しっぱなしという場合が多いです。
また、Windows の「デスクトップ/ドキュメント/ピクチャ」フォルダーが自動的に OneDrive にバックアップされている設定になっていると、意図せずに膨大な容量を消費します。
ファイルを削除しても、実は OneDrive の「ごみ箱」に移動しているだけで、完全削除されていないと空き容量には反映されません。
ごみ箱もクラウドストレージ上の “利用中” としてカウントされるため、削除後も空き容量が増えない原因となります。
まずは OneDrive にサインインして、不要なファイルやフォルダーを探して削除します。
ブラウザ版・PC版ともに操作できます。
例えば、マウス公式サポートでは「OneDrive に保存したデータを削除する方法」として、チェックを入れて「削除」する手順が紹介されています。(参照:https://www2.mouse-jp.co.jp/ssl/user_support2/sc_faq_documents.asp?FaqID=38383)
削除後、忘れずに OneDrive の「ごみ箱」を開き、「ごみ箱を空にする(完全削除)」を実行しましょう。ごみ箱の中に残っていると、容量の解放が反映されません。
残しておきたいファイルでも、クラウドではなく外付けハードディスクや他のクラウドサービスに移動することで OneDrive の容量を空けられます。
また、ZIP 圧縮などで容量を小さくして保存するのも有効です。
とにかくそのままにしているとすぐにOneDriveのストレージがいっぱいになりますよ!
PCと OneDrive の同期設定がオンになっていると、削除してもすぐに同期されてまたファイルが復活、もしくは削除対象にならないフォルダーもあります。
また、バックアップ対象フォルダーの自動アップロード設定が残っていると、不要なファイルがどんどん蓄積されてしまいます。
Windows の OneDrive では「ファイルオンデマンド」機能で「オンラインのみ」に設定でき、デバイスのディスク容量を節約できます。
これを活用して、クラウド上にのみ保管し、PC側の容量を確保する運用も可能です。
企業や学校のアカウントでは、共有フォルダーや管理者が設定した保存ルールの下で、ファイルの削除や完全削除(ごみ箱からの削除)が制限されていることがあります。
削除したのに容量が減らないときは、管理者に確認が必要です。
月に一度、OneDrive の設定画面で「ストレージ使用状況」を確認し、容量を大きく占めているファイル(動画・画像・アーカイブ)を整理する習慣をつけましょう。
無料版の OneDrive だけに頼らず、他クラウドサービス(Google Drive、Dropbox 等)や外付けハードディスクにデータを分散保存することで「OneDrive がいっぱい」という状況を回避できます。
どうしてもクラウド保存量が多く、削除・移動だけでは容量が足りない場合は、有料プランにアップグレードして容量を増やすことも選択肢です。
公式でも「不要なファイルの削除」または「ストレージを追加取得」を案内しています。
本記事では、「OneDrive のストレージがいっぱい」になってしまったときの原因と、削除・整理による空き容量確保の手順、さらに将来にわたって容量不足に悩まないための運用のコツを解説しました。
今日から不要データを整理して、安心して OneDrive を活用してください。