ファッション販売能力検定の試験!日程や会場・過去問や勉強方法など


ファッション販売能力検定の資格を持っていると、アパレル企業の販売員としての就職や転職に断然有利です。

そこで、これからファッション販売能力検定試験を受けようと思っている方に、日程や試験会場、さらにはどんな問題が出るのかってことなどを解説していきますね。

一発合格を目指すなら、要チェックです!

受験に先駆けて、まずは試験情報を収集することが大事ですよ~♪

ファッション販売能力検定試験の日程・会場

日程は

■2019年ファッション販売能力検定の試験日

2級・3級~2019年7月20日(土)と12月14日(土)の2回の実施。

1級~2020年2月15日(土)に実施。

過去の日程を見ると、2・3級は7月中旬と12月中旬の土曜日に開催されています。1級は、2月中旬の土曜日あたりに実施されています。

会場は

2級、3級の試験会場は協会指定の会場または専門学校や大学で受けることができます。
1級の試験は、東京のみの会場になります。

問い合わせ・申し込み先・願書は?

問い合わせ先

ファッション販売能力検定試験の問い合わせ先は、「一般財団法人 日本ファッション教育振興協会」になります。(http://www.fashion-edu.jp/)

受験の申込み期間は?

【1級の申込期間】
第12回:2019年12月9日(月)~2020年1月22日(水)

【2・3級の申込期間】
第43回:2019年9月17日(火)~2019年10月16日(水)

過去の例を見ると、1級は、12月上旬~1月中旬頃まで(年1回)2級・3級は、①5月上旬~6月中旬頃まで、②9月下旬~10月下旬頃まで(年2回)が申込期間となっています。

ファッション販売能力検定 願書は?

願書は、日本ファッション教育振興協会の公式サイトからPDFをダウンロードします。きちんと印刷できない場合は、事務局に連絡するといいですよ。
(電話 03-6300-0263)

出題範囲や内容は?

2級の試験内容

試験形式 マークシート式

出題範囲
A科目とB科目の2つの科目があります。

【A科目】
ファッション販売知識
・販売スタッフへの期待、販売スタッフの役割
・販売に必要な情報
・顧客作りの重要性と管理術

マーケティング
・マーチャンダイジングの知識と実践、リテールマーチャンダイジング
・デジタルマーケティング

店舗運営管理
・店舗運営管理の基本、店舗計数管理、店舗の人事管理
・コンプライアンス

 

【B科目】

ファッション販売技術
・お客様に関する知識
・コーディネート提案
・服飾雑貨の販売技術
・クレーム対応
・衣類のお手入れ
・お直し
・外国人客への接客
・AIと接客

商品知識
・素材の種類と主要アイテム
・配色の基本技術
・副資材の知識
・サイズの知識

売場づくり
・市場の変化とVMD、店舗コンセプトの具現化とVMD、VMD計画の実施
・商品陳列の構成方法
・VPとPPで展開する演出技法
・色彩と照明
・商品分類と売場構成、売場の編集業態別VMDの特徴

 

3級の試験内容

試験形式 マークシート式

出題範囲

A科目とB科目の2つの科目があります。

【A科目】
ファッション販売知識
・ファッションとは、
・ファッション販売について
・ファッション小売業の業種・業態
・お客様にとって店とは、お客様について
・ライフスタイル、ショップの販売知識

マーケティング
・マーケティングの基礎知識
・ファッション店舗のマーケティング
・情報収集の目的と必要性

販売スタッフの業務
・販売業務と付帯業務、備品管理、商品管理、店舗計数管理
・キャリアプラン

【B科目】
ファッション販売技術
・販売スタッフの基本マナー
・購買心理の理解、買い物の仕方
・接客の基本とコンサルティングセールス
・包装贈答のマナー

商品知識
・アイテムの知識、インナーウェアの知識
・服飾雑貨、素材の種類と加工
・シルエットの知識、衣服の構成とディテール
・柄の種類と特徴、色彩と配色の知識、サイズの知識
・商品の品質管理、副資材の種類

売場づくり
・店舗の環境づくり
・マーチャンダイジングプレゼンテーション

1級の試験内容

試験形式 筆記試験(記述式と選択式)

出題範囲

1級は「ショップ・マネジメント知識」「販売知識」「販売技術」の3科目があります。店舗の店長やマネージャーといった運営管理ができるといった知識や最近のファッション情報なども出題され、内容は幅広くなります。

ショップ・マネジメント知識
・ファッション産業と小売業の知識
・ショップ・マネジメント、店舗開発、
・情報マネジメント
・経営・計数知識
・リーダーシップ、マネジャーの職務
・本部業務の理解
・ショップの人事管理など

 

販売知識
・マーケティング、ブランディング、
・マーチャンダイジング、
・プロモーション計画、VMD
・商品・素材に関連する知識
・売り場管理・事務など

 

販売技術
・顧客サービス
・顧客心理の理解とコミュニケーション
・接客技術
・コンサルティングセールス
・クレーム対応・処理
・顧客管理と販売促進
・ウェアリング・コーディネーションなど

どんな勉強方法が良いのか?

ファッション販売能力検定試験の勉強方法としては、3級と2級については、過去問に取り組むのが良いでしょう。

また、テキストもありますので、そちらを活用し、勉強すると良いでしょう。2、3級については、基本的には日頃から従事している業務内容と同様の問題もあります。

わかる問題は確実に解けるようし、わからない問題について、知識をつけるのが良いでしょう。

また、2級、3級はマークシート形式ですので、試験時間を想定し、過去問に取り組むと時間配分などペースがつかめます。

また、2級、3級の試験は、それほど難しくはないので、独学でも十分合格することができます。実際にファッション業界で販売の仕事をしている方なら、協会発行の公式テキストファッション販売2、3、試験問題集で勉強すれば知識面は問題ないでしょう。

1級は、過去問題集だけではなく、公式テキスト「ファッション販売能力検定1級試験問題集」などで出題の傾向や難易度を理解しておくといいでしょう。

1級は、実務経験3年レベルの問題ですので、日頃の販売業務の内容についても、理解しておくと良いですよ。

仕事と試験勉強を両立させることで合格の可能性が高まります。

公式テキスト・問題集がおすすめ

ファション販売能力検定の勉強をする場合、公式テキストや問題集を活用するのがおすすめです。

公式テキストは、日本ファッション教育振興協会のオンライストアから入手できます。

テキスト・・・ファッション販売2、ファッション販売3、
過去問・・・ファッション販売能力検定試験問題集3級、ファッション販売能力検定試験問題集2級などがあります。

1級向け・・・ファッション販売能力検定1級過去問題・標準解答集

まとめ

ファッション販売能力検定の試験内容について、いかがでしたでしょうか?

2、3級の出題範囲は、ショップ販売の基礎的な部分とかぶる内容ですので、すでの販売員として働いているのなら、かなり有利ですが、ファッション専門の学校などを卒業している方や日頃からファッション販売や雑誌などで情報収集していれば、販売経験がなくても、大丈夫かと思います。

1級については、実務経験3年程度のレベルですから、チーフ職、店長職を経験してから取得に向け、勉強されると合格への近道かもしれません。

ファッション販売能力検定は、アパレル業界で働いていくうえで、取得しておくと評価を高める要素にもなり、資格ですよ。