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田中一村展へ行ってきました。
田中一村の展覧会を見るのは、今回が初めてでしたが、時代とともに描く絵が変化していく様子や絵の繊細さ、色彩感覚の鮮やかさ、写実性は、どれも迫力があり、芸術を満喫することが出来ましたよ!
そこで、田中一村展の感想や混雑状況、チケットなどに関する情報をまとめてみました。
田中一村展の会場・日程
会場
【東京都美術館】
東京都台東区上野公園8-36
【アクセス】
jR上野駅「公園改札」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
日程・開演時間
【田中一村展の会期】
2024/9/19(木)~12/1(日)
【時間】
9時30分~17時30分、
金曜日は9時30分~20時(入室は閉室の30分前まで)
田中一村展のレビュー
田中一村展の展示フロアは、地階のロビーから入り、3フロアに分かれています。
地階→1階→2階→地階へ降り、グッズ売場へ、という流れです。
地階
地階は、【第一章 若き南画家「田中米邨」東京時代】です。
6歳で描いた絵「紅葉にるりかけす/雀」「柳にかわせみ」は、精密な描写で、まさに神童ですね。
初期の一村は、まだ一村の名ではなく、「田中米邨」として南画家で身を立てながら、独自の絵を探求している時代です。
「蘭竹図/富貴図衝立」は、裏表両面に蘭竹図と色鮮やかな富貴図が描かれており、見入ってしまいました。
1階
1階は、【第2章 千葉時代 一村誕生】
一村の千葉時代の頃に描かれた絵が中心です。農村や四季の風景、鳥類などが写実的に描かれた絵が多いです。
このフロアには、山水画、屏風、襖絵、写真、木彫りなどさまざまで形での作品が鑑賞できました。
1947年に、初めて「一村」と名乗ったそうです。
2階
2階は、【第3章 己の道 奄美へ】
一村が、奄美に移り、アダン、ソテツといった奄美独特の自然の風景を描いた作品が印象的です。色使いも南国風で、ビビッドというかトロピカルで奄美の魅力が伝わってきます。
田中一村の代表作「アダンの海辺」、「不喰芋と蘇鉄」は、精緻で迫力あるものでした。
さらには、未完作品である。「檳榔樹の森に赤翡翠」、「白花と瑠璃懸巣」も展示されています。
また、このフロアには映像コーナーもあり、一村が愛した奄美の映像が5分程度見られます。
グッズ
グッズ類は、どれも魅力的で、インテリアとしての装飾品から実用的な携帯品まで、多種多様です。
一村の絵をモチーフにした、コースターや風呂敷、スマホ用のポーチ、麩菓子なんかもありましたよ。
もちろん、図録や絵のレプリカも販売されていました。
混雑状況
会場に着いたのは、平日の午前10時半ごろ。
平日の午前中にもかかわらず、結構な混み具合。やはり、人気のある展覧会なのだと実感しました。
とはいえ、先が詰まって通行できなくなることはなく、観覧の順番も決まっているわけではないので、気になる絵から鑑賞すれば、全て見て回れます。
所要時間
田中一村展の所要時間は、約2時間程度。
グッズ売場の買い物を含めても2時間半程度くらいです。
人によっても鑑賞時間は違うと思いますが、3時間程度あれば、十分に楽しめると思います。
写真は?
展示会場は撮影禁止です。
下りエスカレータの脇に2か所撮影スポットがあります。
アダンの海辺と不喰芋と蘇鉄を背景に写真撮影ができますよ。
チケットは?
僕は、土日の混雑を避けたかったので、9/19~11/22の平日限定チケットを前売りで購入しました。
これは早割ペアチケットで、料金は、一人1,750円(税込み)でした。
※現在は、販売が終了しています。
料金
観覧料(税込) | 一般 | 大学生・専門学校生 | 65歳以上 |
前売券 | 1,800 円 | 1,100 円 | 1,300円 |
通常券 | 2,000 円 | 1,300 円 | 1,500円 |
チケットの入手方法
チケットは、以下の販売先で購入できます。
【チケット購入先】
チケットぴあ、ローチケ、eプラス、セブンチケット、etix、ARTPASS
土曜・日曜・祝日及び11月26日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)
当日券もありますが、僕が行った平日でも、窓口には、人が並んでいましたので、チケットを購入してから行く方が安心です。
まとめ
今回の「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」展では、近年新たに見つかった、初公開の絵も展示されています。
これまで「空白期」「転換期」などといわれていた、田中一村20代なかば頃の絵の発見により、一村が、その間も、試行錯誤を繰り返し、自らが描く絵を模索し続けていたことがわかったそうで、その辺も見どころだと思います。
ちなみに、田中一村展の公式ナビゲーターで音声ガイドを務めるのは、小泉孝太郎さん。
小泉孝太郎さんの曾祖父で政治家の小泉又次郎氏が、田中一村の後援会長を務めていたそうです。
そういうつながりがあったところも興味深かったです。