ノートパソコンを閉じたまま外部ディスプレイを使う!電源や排熱は?

ノートパソコンを閉じたままで外部ディスプレイを接続して利用したい!

ノートパソコンを自宅などで使う場合、外部モニターと外付けキーボードに接続して使う方が便利だったりします。

大きな画面で作業した方が楽ですからね。

ただし、その場合、ノートパソコンを閉じたままにするとスリープ状態になってしまうので、ディスプレイの表示が消えてしまうことになります。

でも、大丈夫です。

ノートパソコンの設定をちょこっと変えるだけで、閉じたままでも外部ディスプレイを使えるようにできるのです。

今回は、ノートパソコンを閉じたまま使うための電源オプションの設定方法などについて解説していきます。

ノートパソコンをデスクトップみたいに使いたい人は必見ですよ!

ノートパソコンを閉じたまま使用するには?

自宅などでノートパソコンを使うとき、外部ディスプレイやキーボード、マウスを接続していると外付けモニターをメインで使うので、ノートパソコンの画面はほぼ使いません。

でも、場所だけは取るので限られたスペースでは、どうしても邪魔に感じてしまいます。

ノートパソコンを閉じたままにできれば、縦置きにして立て掛けたり、邪魔にならない場所に置いておくこともできます。

通常、ノートパソコンはカバーを閉じるとスリープ状態になります。

Windowsでは、初期設定でノートパソコンを閉じた状態での電源動作がスリープになるように設定されています。

なので、ノートパソコンを閉じたまま使うには、電源オプションの設定を変えてしまえばよいわけです。

ちなみに、スリープ状態には消費電力節約の狙いがあるので、スリープ解除することは電力節約機能を解除することになることは理解しておきましょう。

電源オプションの設定を変える

具体的の方法について説明します。

①まずは、ノートパソコンの「電源のオプション」を開きます。

【電源オプションはどこから?】
・Windows 8.1・ Windows 10
左下にある「スタート」ボタン右クリック→「電源オプション」を選択

・Windows7
コントロールパネル→「電源オプション」を選択

②次に右側の「関連設定」の下にある「電源の追加設定」を選択します。

左側の表示されている項目から「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックします。

 

すると下のような画面が表示されます。

ここから「カバーを閉じたときの動作」→「何もしない」を選びます。

④最後に「設定を保存」をクリックして終了です。

これで、カバーを閉じたままでもスリープ状態にならないので、ノートパソコンを閉じたまま外部ディスプレイを使えることになるのです。

あとはキーボードやマウスを接続すれば、ノートパソコンをデスクトップPCのように使えるようになりますよ。

外部ディスプレイに接続する

ノートパソコンの電源プションの設定を変えてしまえば、カバーを閉じたままでもスリープにならないので、あとは外付けディスプレイを接続するだけです。

ノートパソコンに外部ディスプレイを接続する方法については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

ノートパソコンに外部モニターを接続!ケーブルや切り替えの設定方法

ノートパソコンの排熱は大丈夫?

ノートパソコンを閉じたまま使うと気になるのが、熱の排出です。

やはり、閉じたままだと熱がこもってしまうのでは?さらには放出できないのでは?と思うかもしれません。

けど、ノートパソコンのカバーを閉じたまま使っても排熱については、とくに問題はありません。

ノートパソコンの使い方としても、閉じたまま使うのは禁止されているわけではないので心配いらないですよ。

最近のノートパソコンは、排熱ファンがあるので、閉じたままだからといって熱の排出にナーバスになる必要はありません。

ただし、気をつけたいのは、ノートパソコンの側部や後部にある冷却ファンの排気口をふさいだり、ノートパソコンの上に重いものを載せたりしないことです。

あと、機種によってはパームレスト、キーボードの部分から排熱するものもあるので、その場合は、閉じたままの使用はおすすめできないものもあります。

閉じたまま電源ON・シャットダウンできるの?

ノートパソコンを閉じたまま使えるようになると、電源オンやシャットダウンも閉じたままできないのかなって思うかもしれません。

いちいち、ノートパソコンのカバーを開けるのは確かに面倒ですからね。

詳しく説明していきます。

USB Power ONが有効な機種の場合

ノートパソコンの中には「USB Power ON」が有効な機種があります。

この機能は、ノートパソコンがシャットダウンしている状態で外付けのキーボードの任意のキーを押したり、マウスを動かすことなどで、ノートパソコンの電源ONができる機能です。

ただし、デメリットとしては、パソコンの電源を切ったあと何かの拍子でキーボードのキーやマウスに触れたりすると、再び電源が入り、起動してしまうことです。

電源ボタンが横にあるノートパソコン

パナソニックのLet’s noteシリーズやはソニーのVAIO、ASUSのEeeシリーズとか電源ボタンが側面にあるノートパソコンがあります。

これなら閉じたままでも電源のオン・オフが可能と思われがちですが、実はカバーが閉じたままでは電源は入りません。

カバンなどに入れたときの誤作動を防ぐために、そうなっています。

なので、少しでもカバーを開けて電源操作をする必要がありますよ。

BIOSが対応している場合

ノートパソコンのBIOSが対応している場合、キーボードやマウスで電源を入れられます。

この場合、シャットダウンしたときもキーボードに通電されていることが必要になります。

ただしパソコンの機種によってBIOSに対応していないものもあるので、すべてのノートパソコンで可能なわけではありません。

BIOSって、パソコンのOSの起動や、接続機器との入出力をコントロールするプログラムです。

ただし、ノートパソコンを閉じたままで電源を入れられるようにするには、BIOSの設定を変えたりするので、下手にいじるとパソコンが動かなくなることもあります。

ぶっちゃけ、あまりパソコンに詳しくない方は、やらない方が良いと思います。

シャットダウンするには

ノートパソコンを閉じたままシャットダウンするには、ショートカットキーでできます。

[AIt]+[F4]で、シャットダウンできるので、おすすめですよ。

僕は普段からショートカットキーを使ってシャットダウンしていますよ。かなり楽ですし、簡単ですからね。

まとめ

ノートパソコンを閉じたままで外部ディスプレイを利用する方法をまとめれると

パソコンの電源オプション→電源の追加設定→カバーを閉じたままの動作→「なにもしない」に変更するだけです。

これだけでノートパソコンをデスクトップ化できます。

自宅など限られたスペースで、外部ディスプレイを利用してノートパソコンを使うような場合は、便利ですよ。