OneDriveを削除したらどうなる?ファイル消失・同期解除・安全な方法を解説!

OneDriveを削除したらどうなる?

「OneDriveを削除したら、ファイルは消えるの?」「アンインストールしても大丈夫?」

そんな疑問を持つ方は多いです。
私は先月Windows10のサポート終了をきっかけに新たにノートPCを購入しました。
最初の設定の際に、onedriveは勝手にバックアップするのでPCの動作が重くなると知り、とりあえずバックアップを同期しないように設定しました。

 

ただ、onedriveって、正直あまり使わないような気がしたので、そこから「削除したらどうなるのか?」と思い、調べてみました。

Windows11/10では標準でOneDriveがインストールされており、知らないうちにパソコンのデータがクラウドと同期していることがあります。
余計な機能かな?とも思いますよね。
この記事では、OneDriveを削除したらどうなるのか(アンインストール/アカウント削除の違い)をわかりやすく解説。さらに、安全に削除するための手順や注意点も紹介します。

結論:OneDriveをアンインストールしても、クラウド上のデータは消えません。ただし、
✔ ファイルオンデマンドで「実体がないファイル」だけを表示していた場合
✔ 同期中に削除操作をした場合
この2つの場合は、ファイル消失のリスクがあります。安全に削除するなら「同期解除 → ローカル保存確認 → アンインストール」の順がおすすめです。

1. OneDriveの削除とは何?

1-1. パソコンからアプリをアンインストールする場合

Windowsに標準で入っているOneDriveアプリをアンインストール(削除)する方法です。これが最も安全です。

この場合はクラウド上のデータは残ります。削除されるのはパソコン上のアプリと同期設定のみです。

  • クラウド(onedrive.live.com)にあるデータ は残る。
  • パソコンのOneDriveフォルダー → 残る(ただし同期は停止)
  • 他デバイス(スマホなど) → 影響なし

つまり、アンインストールしてもデータが消えるわけではないので安心です

1-2. OneDriveアカウントそのものを削除する場合

Microsoftアカウントごと削除、もしくはOneDriveサービスを無効化するケースなのですが、クラウド上のデータが消える可能性があります

  • Microsoft アカウント削除 = OneDrive も削除対象となる

  • OneDrive 内のデータは保持期間後に完全削除(個人は30日前後が一般的)

  • ビジネスアカウントは管理者のポリシーによって保持期間が変わる

📌 もっともリスクが高いので、まちがって削除しないように!


2. OneDriveを削除したらどうなる?データと同期の影響を解説

2-1. 本体からOneDriveをアンインストールした場合

  • パソコン内のOneDriveフォルダーは「静的フォルダー」となり、クラウドとの同期は停止。(クラウドのデータは残る)
  • OneDriveの自動バックアップ(デスクトップ、ドキュメント、画像フォルダー)は解除される。
  • アップロードや共有リンクは機能しなくなる。

ポイント:アンインストールは「同期を止めるだけ」で、削除=データ消失とはならない。ただし「オンラインのみ」の保存は要注意。

2-2. クラウド側でアカウントを削除した場合

  • onedrive.live.com内のファイルは完全削除(個人アカウントなら約30日前後が目安です)
  • 同期していたPCやスマホからはアクセスできなくなる
  • 共有リンク・共同編集ファイルも全て無効

注意点:アカウント削除後、OneDriveにログインできなくなり、WordやExcelの自動保存も機能しません。

2-3. ローカルとクラウドの違いを理解しよう

OneDriveでは「ファイル オンデマンド」機能により、クラウド上のデータを実体ファイルのように見せているだけの場合があります。

この状態でOneDriveを削除すると、「実体がないファイル」は開けなくなるため注意しましょう

✔ 対策

OneDriveフォルダを右クリック → このデバイスに常に保持にして実体ファイルをローカルに保存してから削除するようにしましょう。


3. よくあるトラブルと原因

3-1. OneDriveを削除したらファイルが消えた!

これは、同期中にOneDriveフォルダー内のデータを削除したケースで起こります。
クラウドにも同時に反映されるため、完全削除になることがあります。

対策:削除前に「同期を停止」してからファイルを外付けHDDなどにバックアップすること。/alert]

3-2. 容量制限による自動削除

これは誤解されがちですが、

無料容量枠の5GBを超えると「アップロード不可」と警告が出ます。

だからといって、ユーザーのデータを Microsoft が「自動で削除」することは原則ありません。

📌 ただし「長期間アクセスのないアカウント」が無効化されるケースはあります。

アップグレードを要求される!
5Gの容量が不足ぎみになると「ストレージの容量がいっぱいになった」などメッセージがでます。アップグレードを要求されるかもしれませんので、注意しましょう。

3-3. 他デバイスとの同期ずれ

スマホとPCのOneDriveを同時に使っていると、一方を削除してももう片方にはデータが残ることがあります。削除後もクラウド経由で復活するケースも。


4. 安全にOneDriveを削除するための準備と手順

4-1. OneDrive削除前のチェックリスト

  • 同期を停止しているか?
  • ローカルにデータを保存したか?
  • 重要ファイルを別途バックアップしたか?
  • 他デバイス(スマホ・タブレット)での同期状態を確認したか?

4-2. Windowsでのアンインストール手順

まずは、安全のため同期解除します。

  1. 画面右下のOneDriveアイコンを右クリック
  2. 「設定」→「アカウント」→「このPCのリンク解除」
  3. 設定 → アカウント → 「このPCのリンク解除」→これで同期解除されました。
  4. コントロールパネル →「プログラムのアンインストール」→「Microsoft OneDrive」を削除

これでクラウドとの同期が解除されます。

4-3. OneDriveアカウント削除の手順

  1. Microsoftアカウントにログイン
  2. [サービスとサブスクリプション] → OneDriveの項目を選択
  3. 「アカウントの閉鎖」を選び、手順に従う

削除後は、30日前後の保持期間があり、その後、完全削除されます。


5. OneDriveを削除しない選択肢:残すメリット・デメリット

OneDrive(ワンドライブ)とは何か ワンドライブとは何か?どこにある?保存先や使わない場合を簡単に解説

5-1. OneDriveを残すメリット

  • 自動バックアップでデータ紛失のリスクを減らせる
  • 他デバイスとのファイル共有が簡単
  • Microsoft 365との連携がスムーズ

5-2. OneDriveを残すデメリット

  • 容量制限があり、放置すると満杯になる
  • 同期トラブル・誤削除のリスク
  • ネット環境がないとアクセスできない

5-3. OneDriveは削除か継続かの判断基準

  • クラウドを使わない人 → 削除してOK
  • Microsoft 365利用者 → 残す方が便利
  • 複数デバイスで作業する人 → 残した方が効率的

6. まとめ:削除してもデータは消えないが、準備が必要

操作内容データの扱い復元可否
PCアンインストールクラウドデータは残る
アカウント削除クラウドデータも削除30日以内なら可
同期解除ファイルはローカルに残る

🎯 3つの重要ポイント

  • 同期解除してから削除する

  • オンラインのみのファイルをローカル保存に切り替える

  • 別媒体にバックアップを取っておく

これさえ守れば、OneDriveを削除しても大切なデータが失われることはありません。

安全に削除できれば、パソコンの動作も軽くなり、データ整理にもつながりますよ。