逆算手帳とは?どんな作り方や書き方・使い方をすればいい

先日、たまたま書店で「逆算手帳の習慣」という本を見つけました。
ちょうど夢や願望の達成に使える手帳術関連の本を探していたので、早速、購入し読んでみると・・・

かなりの衝撃!!

夢とか叶えたいことに向けて、具体的に、毎日何かをしている人って、そんなに多くないんじゃないかな?

僕なんかもそうでしたから。

で、読み終わったら、いても立ってもいられなくて、すぐに逆算手帳作りを始めちゃいました!
そんな魅力のある逆算手帳ってどんなものなのかってことをこれから教えちゃいますね。

逆算手帳とは?

逆算手帳とは、自分の「こうありたい」をビジョンから逆算して計画し実行していく手帳のことです。
逆算手帳は、自分のぼんやりした願望を手帳に書くことで現実化させてしまおうというものです。

発案者は、手帳カウンセラーのコボリジュンコさんという方で、逆算手帳は、もともとコボリさんがやっていたことをゴールから逆算で考えて行動できるツールとして体系化したものなので、だれでも簡単に逆算手帳が作れるんです。

僕も自分なりに逆算手帳を作ってみたので、逆算手帳の書き方や作り方のポイントや感じたことなどをまとめてみました。

逆算手帳を作ってみたいという方は、参考にしてみてくださいね。

逆算手帳の作り方とは?どんな書き方や使い方をすればいい

具体的に逆算手帳をどうやって作っていくのかをポイントごとに説明していきますね。

ライフビジョン作成のポイントはこれ!

逆算手帳を作るのにいちばん最初に作成するのが、ライフビジョンです。ライフビジョンって、自分の叶えたい未来をより明確にするものです。

今までなんとなく思い描いていた未来をはっきりとイメージできるものとしてまとめたものがライフビジョンです。

逆算思考で考える際の、ゴールになる絵のことです。

 

ライフビジョンを書くときのポイント

1.円を書き、左右半分に分けて、それぞれ4つのカテゴリーでありたい理想を書く。
・右側は、社会的なこと(ライフワーク、仕事、お金、人間関係)
・左側は、個人的なこと(楽しみ、学び成長、ライフスタイル、健康)

2.文章で表現すること
たとえば、「高級ブランドのバッグ」というふうに単語だけじゃなく、~したい、~になる、~をやるなど文章で表す。

3.イメージに近い写真を貼る。
雑誌やネットの画像などをプリントして、ライフビジョンに貼ります。自分がイメージするものに近い写真がいいですよ。

ウィッシュリストは何を書く?

ライフビジョンを描く前に実はもうひとつやらなくちゃいけない作業があるんです。

それがウィッシュリストを作ることです。

ウィッシュリストとは、自分のやりたいこと、欲しいもの、体験したいことなどを100個書き出したリストのことです。

100個書き出す際には、実現可能かどうかとか今の自分にはできそうもないとか、手に入れられそうもないとか、ちょっとくだらないかなとか、そういう制限なしに、とにかく思いつくままに書き出すことがポイントです。

100個って結構ありますよね。

いやいや、100個くらいはあるでしょうと思い、書き出してみると、案外、途中で手が止まります。

僕の場合は、最初の20個くらいまではすらすら出たんですが、そこから50個くらいまではかなり時間がかかりました。(^_^;)

子供の頃に思い描いたこととか、ある程度のお金を払えば、叶いそうなものとかなんでもいいやと思い、手当たり次第書き出しました。

でも、それでもいいんです。とにかく100個書き出すことが大事です。

ウィッシュリストは、いったん寝かせる

ウィッシュリストは、100個書き出してから、最低でも1晩、理想は1週間くらい寝かせます。

何のために寝かせるのかという、時間が経つことで、本当にやりたいことが絞り込めるからなんです。

いったん、寝かせて再度ウィッシュリストを見ると、あれっ、これ興味ないやとかそんなにやりたいものじゃないかなっていうように違和感のあるものが出てきます。

で、そういうのは削除します。そういうふうにして残ったものって、自分が本当にやりたいことなんですよね。

そうして、100個の中で、特に実現させたいものを選び、ライブビジョンのカテゴリーに振り分けしていくのです。

ライフ逆算シートで期限を決めるコツ

そうやってライブビジョンが出来上がったら、次にライフ逆算シートを作ります。

逆算手帳と言っても、ここまでの作業では、まだ逆算していませんけど、ライフ逆算シートでいよいよ逆算がはじまっていきます!

逆算するためには、期限が必要ですよね。

 

ライフ逆算シートで決める3つの期限

1.1年以内に実現したいこと
2.10年以内に実現したいこと
3.生きているうちに実現したいこと

先にライブビジョンで描いたことを、この3つの期限に振り分けていきます。

ここで注意したいのが、どの順番から分類していくのかってことです。

生きているうちに実現したいことからはじめて、10年以内に、そして1年以内に、というふうに分類していきます。

逆から分けていくと単なる積み上げ思考になってしまいます。積み上げ思考が、どうしてNGなのかというと、どうしても今の自分から予測できることを優先してしまうからです。
逆算手帳の真髄ってワクワクすることです。

生きているうちにとか10年以内とかって予測もつかないことですよね。だから、ワクワクできるわけで、これが積み上げ思考だとついつい実現できそうかなってことしか考えなくなってしまうんです。

重要度が高く満足度が低いものを絞る

あと、ライフビジョンで8つのカテゴリーに分けたんですが、その中で自分にとって最も重要度が高くて、現在満足度が低いものは何かを絞り込むこともポイントになります。

つまり、達成できたらもっともインパクトが大きいものです。それが実現すれば、他のことも達成できてしまうことについて、明確な計画を立てていくわけです。

あと、ライフ逆算シートにも写真があるといいですよ。イメージ湧きやすいので!

ちなみに、ライフ逆算シートを書く時点では、あまり堅苦しく考えずにどんどん進めていくのいいですよ。ざっくりアウトラインを描くって感じなので。

10年逆算シートで未来をぐっと引き寄せるには?

ライフ逆算シートでとりあえず大枠が決まったら、次に10年逆算シートを作ります。

10年以内にやりたいことといっても、かなり漠然としていますよね。10年先のことなんか本当にぼんやりと言うか、夢のまた夢みたいなことだと思います。

そこで、10年逆算シートでは、ぼんやり考えている10年以内にやりたいことを具体的に「いつまでにやる」のかを考えていくわけです。

 

 

逆算シートの書き方

10年逆算シートを作る場合も、自分にとって重要度の高いものから考えるといいですよ。

シートに西暦とそれに対応する自分の年令を書き込んでいきます。実際に10年後の自分の年齢を書き込んでいくとかなりリアルな気分になります。

そうして、10年後にどうなっていたいのかをリアルにイメージできるよう文章を書いてきます。もちろん、画像や写真があるとイメージしやすいです。

あとは10年後から逆算し、1年毎にそのために何が必要なのかをを書き込んでいくわけです。

10年って今の延長で考えると簡単には想像できないので、まずは10年後どうなっていたいのかってこと決めてしまうのがコツです。

何の根拠もなくていいので、自分勝手に決めましょう。

じゃないとワクワクしないですよね。10年後、今の自分からは想像もできない姿になっているのをイメージするのってめっちゃ楽しいですよね(^o^)v

あと実際に作ってみるとわかりますけど、10年後の自分の年齢を書くと、ちょっと焦りも出てきて、早くやりたいこと実現しなくちゃって気持にもなります。(^_^;)

まさに逆算思考の効果かなって思います。

さらに年間逆算シートで夢へのステップを作る

10年逆算シートと同じ要領で、今度は年間逆算シートを作ります。

年末にどうなっていたいのかをまず決めます。

やっぱり、ここでもワクワクするようなことを書きます。そうして年末から逆算して、月ごとに何が必要か、何をしなくちゃいけないのかを、書き出していきます。

行き詰ったら、「~ということは」と自問し、どんな準備をしなくちゃいけないのかを明確にしていきます。

このときに、その準備にどれくらいの時間がかかりそうかってことも目安として記入しておくといいですよ。

その準備のためにさらに何をしなくちゃいけないのか、どれくらいかかりそうかを考える目安になります。

プロジェクト化で夢を現実に変えられる?

年間の逆算シートを作っていくと、具体的に今日何をやるのかってことが明確になります。
年間→月間→週間→1日と詳細に計画していきますからね。

ここで気をつけたいのが、単に「今日は〇〇をやる」というようにどんな行動をどれくらいするのかが曖昧になってしまうことです。

そこで、年間逆算シートを作る際に、夢の実現に向けてどんなステップを踏めば良いのかをわかりやすくしていく秘訣として、「プロジェクト化」という技があるんです。

プロジェクト化を習慣化できるといろんなことに応用できるので、仕事とかでも「デキる人」になれますよ(^o^)v

プロジェクト化とは?

逆算手帳で言うプロジェクト化とは、「期間内に目的を達成する活動」です。

どうしても達成したい目標に向け、

・期限「いつまでに」
・目的「なんのために」
・目標「なにをどうしたいのか(どう変化させたいのか)」を決めることなんです。

を決めることです。

具体的には、プロジェクトプランニングシートというのを作ります。

シートは基本設計、工程設計、レビューの3つです。

基本設計は、いわば企画書です。

プロジェクトのタイトルを決め、いつまでにどうなりたいのか、達成できたらどんな気持になるかをまず書き出します。

やってみると案外、ゲーム感覚でできちゃいますよ。

次に、目的を書き出します。

何のためにやりたいのかはっきりしていること、どうしても達成したいというような熱量の大きいものをプロジェクト化するといいですよ。

じゃないと続きません。

目的がはっきりしたら、どうすればそれが実現できるかを考えて書きます。さらにいつまでにと期限を決め、いつまでにどうなるのかを数値化して書いていきます。

あとは、日々の行動のために必要な方法や予算、ツールなどを具体化していきます。

次に工程設計です。

目標達成までの期間を5つ(リサーチ、トライアル、実施、習慣化、キープ)に分け、期間ごとのアクションをリスト化し、チェックできるようにします。

毎日のTO Doリストみたいなものです。

最後に、プロジェクトが終わった時点でレビューです。振り返りですね。

良かったことや次に改善すべき点などをしっかりと記録しておくことで、別のプロジェクト化にも活かせるわけです。

ただ、プロジェクト化はシートに書くだけでもかなり面倒な作業です(;_;)

なので、心から絶対やりたいとか達成したいことといった強い衝動がないと中途半端で終わるかもしれませんので、そのあたりは、しっかりと自問自答しておくと挫折しないと思うし、ほぼ確実に目標達成できると思います。

まとめ

逆算手帳は、実現したいことがある、やりたいことある、けど忙しくてなにも手を付けられないという方には、とてもおすすめの手帳です。

自分の思いを書き出して、それをいつまでに達成するのかを決め、そのために年末までにどうなっているのか、今月末までになにを、今週末までに何をするか、そして今日何をするかってことをブレイクダウンしていくことで、着実に夢に近づいていけるツールです。

本体は薄いって評価もあるけど、逆に持ち運びに楽なので、毎日携帯して、暇を見ては逆算手帳を見るようにすれば、夢に対する思いもブレないですからね。

ふだん、自分は本当はこんなものじゃないって思っているなら逆算手帳はかなりおすすめですよ。

習慣化しなければ意味がない

逆算手帳の効果を、より確かなものにするには、なんといっても習慣化していくことが大事です。毎日、続けないと意味ないですからね。

ただ、逆算手帳を作っただけになるのはもったいないですよね。

逆算手帳を習慣にするなら、この本がおすすめ

 

そこで、逆算手帳がどんな効果があるのかとかどういう風に作ったらいいのかといった具体的なことを知るためにおすすめなのが、

「逆算手帳の習慣 ふわふわした夢を現実に変える」という本です。

これ、コボリジュンコさんが自ら、逆算手帳の書き方や使い方について書いている本です。すごく参考になるし、僕もこの本を読んで、実際に作りました。わかりやすいので、真似するだけでオーケーですよ。

夢を実現したいのなら、まずは期限を決めて逆算していくことです!!