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今では節分が近づくと、恵方巻を食べるのが当たり前になりました。コンビニやスーパーでも恵方巻きが並ぶのもおなじみの光景になりました。
でも、実は恵方巻の習慣が全国に広まったのは、意外と最近のことなのです。
「恵方巻きは昔はなかった」と感じる方がいるのも当然です。
この記事では、「恵方巻きは昔はなかった」という疑問について、
恵方巻の由来や起源、恵方巻は誰が流行らせたかについて、事実として確認されていることとそうでない説を整理しながら、
なぜ今や節分に恵方巻が定着したのかをわかりやすく解説していきます。
この記事でわかること
- ここに内容
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恵方巻きは昔はなかった?まず結論から
恵方巻とは?
恵方巻は、2月3日節分に、その年縁起の良い吉方(恵方)を向いて、太巻き寿司を無言で1本丸ごと食べるならわしです。
七福神にちなんで7種類の具材(かんぴょう、しいたけ、卵焼き、うなぎ・あなご、えび、きゅうりなど)を入れるのが定番で、商売繁盛や無病息災、家内円満などを願う縁起物とされています。
恵方巻は昔はなかった?
結論から言うと、恵方巻きは昔はなかった行事です。
現在のような、
節分に恵方巻きを食べる。無言で丸かじりする。コンビニで予約購入するといったスタイルが一般化したのは、ここ20〜30年ほどのこと。
そのため、「恵方巻は昔はなかった」「恵方巻はいつから流行った」と気になる方がいるのは当然のことなのです。
恵方巻きの起源・由来・いつから?
恵方巻の起源・由来に明確な文献は確認されていない
実は、恵方巻きの起源については、はっきりとした文献や史料が残っていません。
したがって恵方巻には多くの説や噂が生まれる原因にもなっているのです。
恵方巻の由来は関西(大阪)?
恵方巻の起源として有力視されれているのが、関西とくに大阪船場を中心とした商人文化が由来だとする説です。
・節分にその年の恵方(縁起の良い方角)を向く
・太巻きを切らずに丸かじりする
・商売繁盛や無病息災を願う
といった縁起担ぎが、一部の寿司店や商人の間で行われていたとされています。
ただし、恵方巻は当時は全国に広まるような行事ではなく、一部の地域の風習にすぎませんでした。
恵方巻きは誰が考えた?
恵方巻の起源・考案者は特定できない
「恵方巻きを最初に考えた人は誰?」「いつが起源?」
については、諸説ありますが、特定の誰かがはじめたという記録はなく、特定できません。
恵方巻きは、地域の慣習が自然に形づくられたものと考えられています。
恵方巻の起源は花魁・花街?
ネット上では、「恵方巻きの起源は花魁や花街から」という説を見かけます。
これについて説明します。
なぜ恵方巻の起源が花街だと言われるのか?
恵方巻の起源が花街、花魁からという説が生まれた背景には、大阪の船場の旦那衆が、遊女と巻き寿司と使った遊んでいたとされるためです。
【恵方巻の由来が花街だと言われる背景】
・丸かじりする行為
・無言で食べる
・花街での遊びのひとつだった。
恵方巻は下品な遊びだった?
花街での遊びから、恵方巻は下品と言われる理由もあります。
それは恵方巻の由来に「太巻きをあれに見立てて頬張る遊び」だったという説があるからです。そのため、恵方巻は下品な遊びだったと言われてもいるのです。
ただし、
当時の花街の記録に恵方巻きの記述はなく、また公式な行事として確認されていません。
そのため、恵方巻の起源が花魁・花街だとする説は、後年に語られるようになった俗説の可能性が高いとされています。
恵方巻きの起源は韓国?
また、「恵方巻きは韓国由来ではないか?」という説があります。
韓国のキンパと恵方巻を混同している
韓国には「キンパ(キムパプ)」という海苔巻きがあり、外見が恵方巻に似ているため恵方巻きの起源は韓国なのではという説が生まれたようです。
しかし、
・韓国のキンパに節分や恵方の概念がない
・恵方巻きは日本独自の暦・方角文化と結びついている
・日本には以前から巻き寿司文化が存在していた
このことからも、恵方巻きの起源が韓国であるという根拠は確認されていません。
なぜ恵方巻の起源に諸説が多いのか?
恵方巻きの起源にさまざまな説がある理由は、
・明確な文献が残っていない
・全国に広まったのは最近
・広まってから恵方巻の由来や起源が話題になっている
つまり、明確な根拠がないため、恵方巻の起源に関し、さまざまな推測が生まれている背景があるのです。
恵方巻きを流行らせたのは誰?
恵方巻きの由来はセブンイレブン?
恵方巻きを全国的な行事に押し上げた最大の要因は、コンビニ業界の販売戦略です。
中でももっとも影響を与えたのが、セブンイレブンでした。
1990年代後半以降、
・「恵方巻」という名称を全国で統一
・節分の定番商品として大々的に展開
・恵方巻の予約販売や限定商品で話題化となる
このようなコンビニ業界の取り組みで恵方巻が、一気に知名度を拡大していったのであり、恵方巻の由来はセブンイレブンだと言われている理由なのです。
かつては節分=豆まきだったが…
あくまでも推測ですが、
節分の代名詞、豆まきは住環境や安全面への配慮の観点から簡略化されたりして形が変わってしまったり、一部で中止になったりしていました。豆まきによる乳幼児の誤飲事故防止、マンションの騒音問題、神社側のコストや安全管理の問題などがあり、豆まき文化が縮小傾向にあったのです。
そこで豆の代わりに節分には恵方巻という流れになったのではないかと思います。
恵方巻の流行はセブンイレブンだけではない
ただし、正確に言えば、関西の寿司店・スーパーが先行し、他のコンビニやスーパーが一斉に追随したことでメディアが毎年恵方巻の話題を取り上げた。
という流れがあり、
セブンイレブンが火をつけ、コンビニ業界全体で広げた恵方巻が、広まっていったというのが実情です。
恵方巻が昔からの伝統に感じる理由
恵方巻きが全国的に広まり、すでに20年以上が経っています。
・子どもの頃から当たり前だった世代が増えた
・毎年テレビや広告で繰り返し目にする
・節分の行事として定着した
この結果、「恵方巻は昔からあった日本の文化」という印象が生まれているのです。
よくある質問
Q1:恵方巻きは本当に昔からの日本の伝統行事ですか?
A:全国的な伝統行事ではありません。
一部の地域では似た風習があった可能性はありますが、
現在のような「節分=恵方巻き」という形が全国に広まったのは、ここ20〜30年ほどです。
そのため、「昔はなかった」と感じるのは自然なことです。
Q2:花魁や花街が恵方巻きの起源というのは本当ですか?
A:諸説ありますが、花魁・花街が起源という裏付けは確認されていない。
文献や公式な記録が存在しないため、
現在では後年に生まれた俗説・推測の一つとして扱われています。
事実として断定できるものではありません。
Q3:恵方巻きは韓国由来なのですか?
A:韓国由来とする明確な根拠はありません。
Q4:恵方巻きを流行らせたのはセブンイレブンですか?
A:セブンイレブンが恵方巻を流行らせた最大のきっかけとはいえます。
ただし、最初から全国で流行らせたのではなく、
関西の寿司店やスーパーで見受けられた風習を、セブンイレブンを始め、コンビニ業界全体で販促したことで一気に広まりました。
Q5:恵方巻きを食べないと縁起が悪いのでしょうか?
A:食べなくても問題ありません。
節分の本来の意味は、季節の変わり目に邪気を払うことです。
恵方巻きは後から定着した習慣なので、
自分なりの形で節分を過ごしても、何の問題もありません。
特に50代・60代の方にとっては、
子どもの頃の節分(豆まき)の記憶と現在の恵方巻の習慣が違うため、違和感を覚える方も多いです。
実際、恵方巻きは最近広まった文化なのです。
まとめ|恵方巻きは「最近の文化」と知ったうえで向き合えばいい
- 恵方巻きは昔から全国にあった伝統ではない
- 起源は関西の一部地域の縁起担ぎ説が有力
- 花魁説・韓国説は裏付け不足
- 全国に流行らせた最大の要因はコンビニ業界
- 食べるかどうかは自分で選んでいい
「昔はなかった」と感じる違和感は、あなたの記憶が正しいからこそ生まれたものです。
知ったうえで、楽しむかどうかを決める——それが、いまの恵方巻きとのちょうどいい付き合い方ではないでしょうか。

